こんにちは、のんです。メキシコ一人旅のキロクvol.3になりました。
今回はメキシコの首都メキシコシティ編!
日本人の中では、メキシコ=メキシコシティもしくはカンクンくらいしか名前が上がらないのが悲しい現実。
でも!
メキシコをぐるっと旅した私としては、他の街の方が魅力的すぎて、メキシコシティの印象は薄いのが本音のところ。(きっと知らないだけで素敵なところがあるはず?!)
今回はそんなわけで首都メキシコシティにあまり興味が湧かず・・・(あらま)
2日間しかメキシコシティに滞在していません。
そのためこの記事では私が訪ねた3つのスポットと、治安面で気をつけたいことについて書いていきたいと思います。
メキシコシティ歴史地区
ソカロ
メキシコシティの歴史地区は世界遺産にも登録されており、古い街並みが残っています。
歴史地区はそんなに規模は大きくないので、2時間もあれば十分に回れると思います。
ソカロの中心では、これでもかと言わんばかりに大きなメキシコ国旗がバタバタと風に吹かれていました。
広い広場の周りには、大聖堂や国立宮殿などの歴史的建造物がずらっと囲んでいます。
広場から人が向かう方向へ歩いてみると、土産屋や飲食店が立ち並ぶエリアが広がっており、かなり賑やかです。
狭い道に人と物が密集しているので、スリに気をつけた方が良さそう。
日用品や定番の土産屋、軽食が多く、これといって足を止める場所はありませんでした。
治安が悪いエリアに注意!
歴史地区から北にすぐのテピート(TEPITO)というエリアは、メキシコ人でも近づかない最も危険な場所のひとつと言われています。
低所得者層が多く住む地区で、メキシコシティの中でも犯罪発生数がかなり高いと言われ、銃や麻薬のやり取りが行われているそうです。
散策していたらつい危険なエリアに来ていた、ということがないように気をつけてくださいね。
人通りが多いところを歩いていればまず大丈夫!
メキシコ=治安が悪いと思われがちですが、このようなほんの一部のエリアのお話。
メキシコの大半は、平和でのんびりしていて素晴らしい場所ばかりなので、どうか怖がらないで行ってみてください。
べシャス・アルテス宮殿
1901年にイタリアの建築家アダモ・ボアリによって設計されたオペラハウス。
アール・デコ様式の内観と、アール・ヌーヴォー様式の華麗な外観がとても美しいと有名です。
着いた頃は疲れが溜まっていたのか、中をじっくり楽しまずに外へ出てしまいました。そんなに有名ならもっと見ておくべきだったと後悔。
周囲は公園のようになっていて、緑が気持ち良い!整備されているようでとても綺麗でした。
フランシスコ1世マデロ通り
歴史地区からべシャス・アルテス宮殿付近を歩いていると、歩行者天国を発見。
かなり多くの観光客で賑わっており、食事処もたくさんありました。
写真は「青いタイルの家」と言われ、中はレストランやお店があるそうです。(後から有名だったことを知りました。)
一際目を引くブルーカラーのタイルが綺麗な建物なので、ぜひ足を運んでみてください。
シウダデラ市場
メキシコシティで一番の大きな規模の民芸品市場で、お土産の品揃えはメキシコいち!
写真を撮っていないので、お伝えできないのが残念ですが、ここで手に入らないお土産はないのでは?と思うほど。
刺繍のワンピースやブラウス、本革のバック、メルカドバック等もたくさん可愛いものがあり、しかも安いんです♡
市場内はとても広く、幾つもの通路があるので迷路のようでした。ゆっくり全部見たら数時間はかかってしまいそうです。
落ち着いた雰囲気で、押し売りされることもないのでゆっくり回ることができます。
次メキシコシティに来るときは、もう一度ここに来たい!
テオティワカン遺跡
メキシコシティに来たら絶対行きたい!と思っていたのがこちら。
一人旅でピラミッドは寂しいかな〜なんて思っていたところ、ゲストハウスで知り合ったエクアドルのおばちゃんが同じ日に行く予定だとのことで、一緒に行くことになりました。
ここまでのメキシコ旅では、英語が通じず四苦八苦した経験を何度もしていたため、スペイン語を話せる人との行動がどんなに心強かったことか・・・!Gracias por todo!
英語とスペイン語どっちも話せたら、さぞかし世界が広がるんだろうなぁとヒシヒシと感じる日々。
そうして私は数週間後、メキシコ第2の都市グアダラハラでスペイン語学校に通うことになるとはこの頃つゆ知らず・・・
この時の話はグアダラハラ編(結構先になりそう)でお送りいたします!
さて、
メキシコシティ中心部からテオティワカン遺跡へのアクセスは、北バスターミナルから直行バスが出ています。
ホテルから遺跡へ着くまで、おばちゃんが色々と手配してくれていたので、あまり覚えていませんが、1時間くらいで到着しました。
やっぱり思うのは、何事も自分でやってみないと覚えないということ。
そう言った意味でも、この言葉の通じない見知らぬ地を一人旅して得たものは大きかったなあと今でも強く感じています。
いよいよテオティワカン遺跡に入ります!
・・・入り口を抜けても、まだまだ着きません。
かすかにピラミッドは見えますが、ながーい道のりが続きます。すでにめちゃくちゃ暑い!!
だいぶ近づいてくるとデカデカとしたサボテンがお出迎えしてくれ、テンションを上げてくれます。
遺跡の入り口には、ピラミッドやメキシコの歴史にまつわる博物館があり、発掘された骸骨など様々な展示がありました。
全てスペイン語で書かれており全く分かりませんでしたが、おばちゃんが色々と英語で説明してくれました。
広大な敷地内で、近くに感じるピラミッドまでは結構な距離があり、登る前に体力を奪われました。
やっと到着!!念願のピラミッド様。(実はカンクンでもピラミッドに行ったので2度目)
こちらは太陽のピラミッド。テオティワカン遺跡の中で最も大きなピラミッドです。
ぱっと見そんな大きくないように見えますが、登り始めたらかなりきつい!!
そもそもメキシコシティは標高が高く、富士山の五合目レベルと言われています。そのため、市街地ですら少し動いただけで疲れやすいのです。
ピラミッドを登るなんて、高地トレーニングのようなもの。きつくて当たり前ですね。
しかも、この太陽のピラミッドは一段一段が大きくかなり急です。
おばちゃんもゼーハー。先行ってて〜と笑いながら手を振ってきます(笑)
私もゼーハーしながら頂上までやってきました!10分くらいで到着します。
いやーなんて気持ち良い風と素晴らしい眺めなのだろう!と感動。
広大な敷地や周りの山々を見渡すことができます。
この時期空気が悪かったこともあり、結構霞んでましたがそれでも絶景。
入り口からまっすぐ続く道は「死者の道」と呼ばれているそうですが、ずっと進んだ先に月のピラミッドがあります。
月のピラミッドは途中までしか登ることができませんが、太陽のピラミッドや死者の道、横に並ぶ小さなピラミッドを見ることができます。
こうしてみると、太陽のピラミッドはやっぱり大きかったんだなと実感。
なんだかんだ3〜4時間滞在し、お腹ペッコペコ。
遺跡の外にはいくつかのお土産屋やレストランがありますが、遺跡内には食べ物はないのでしっかり腹ごしらえをしてから行くことをお勧めします!
どうせタコスとか売ってるでしょ、と甘く考えていましたが何もない(笑)
お腹空いた〜と嘆いていたら、おばちゃんがハード系のパンを恵んでくれたのも良い思い出。
口の中の水分という水分があっと言う間に消え去って行きました。
パンじゃなくて。フルーツとか水分を含むものを軽食として持っておくのをお勧めします。
なんせ夏場はかなり暑いので、水分とってしっかり熱中症対策しながら遺跡を楽しんでくださいね。
チャプルテペック城
ステンドグラスに惹かれて訪ねたチャプルテペック城。
チャプルテペック城はスペイン植民地時代造られ、軍事学校や皇宮、大統領官邸などいくつかの用途に用いられたのち、1940年代以降は国立歴史博物館として使われているそうです。
場内にはたくさんの絵画や展示物が並んでいます。
もちろんスペイン語の解説なので、何も分からず。英語の解説くらいあってもいいのにね。
階段も全方向美しいです。
そしてこちらが楽しみにしていた回廊のステンドグラス!
太陽の光で美しく輝いており、心が洗われるよう。
美しい中庭や外回廊からは、メキシコシティが一望できます。
空気が悪い時期だったので、晴れているのにモヤモヤしていたのが残念。
城の周りは広大な公園が広がっており、多くの人で賑わっています。
公園を抜け、近くの通りを散策してみると、可愛らしいパン屋さんを発見。
写真だけ見ると、メキシコらしさゼロ!
私たちが思うよりメキシコはおしゃれだし、可愛いところもいっぱいあるんです♡
充実の屋台で楽しむローカルフード
メキシコシティはメキシコ最大の都市だけあり、たくさんの飲食店が軒を連ねています。
でも今回お勧めするのは、屋台料理!
日本ではお祭りでもない限り、屋台に行く機会はあまりないですが、
ここメキシコシティでは、いたるところに激安の屋台がたくさんあります。
名前は忘れてしまいましたが、トルティーヤ(コーン生地の皮)の上にたっぷりとお肉・アボカド・チーズなどがたんまりと乗っています♡ おいしぃぃぃ
こんなボリュームたっぷりなのに、100〜300円くらいで食べることができます。
こんな感じで目の前で作ってくれてます。
何頼むか迷ったら、他の人が食べているやつを見て同じのもらったり、お勧めを聞いてみましょう!
「お勧めは何ですか?」と聞く場合
Qué me recomienda?(ケ メ レコミエンダ?)
これだけでオッケーなので覚えておくと便利です^^
本当にたくさんの屋台があるので、お気に入りのローカルフードを見つけてみてくださいね。
ちなみに、私はメキシコで一度もお腹を壊してないですが、お腹が弱い方は生野菜等に注意した方がいいかも知れません。
そしてメキシコシティ最後のご飯は豚骨ラーメン!(え?)
散々メキシコ料理を食べてきたので、どうしても飽きてしまったこの日。
メキシコシティで有名らしいラーメンのお店に来てみました。
メキシコ人が作るラーメンってどんな感じだろう?と楽しみに待っていると、
「一人旅なの?」
って・・・・え?日本語!?
メキシコ人シェフだと思ったその人は日本人で、何と同じ出身県!
普通にHola〜とか言ってました。恥ずかしすぎ。
日本から遠く離れたメキシコで何十年も暮らすシェフの話は興味深く、たくさんの刺激をもらった素敵な時間になりました。
もちろん久しぶりのラーメンも美味しかったです!
旅する中で、たくさんの人と出会い、その人たちにしかないエピソードやパワーをもらう。
これこそ一人旅の醍醐味だと思うし、これだから旅はやめられない♡
メキシコシティを好きになれなかったわけ
最初に書きましたが、私はあまりメキシコシティを好きになれませんでした。
他の都市が魅力的すぎるからっていうのもあるけれど、理由を考えるなら以下2つ。
空気が悪すぎる
私がメキシコシティを訪れたのは5月ですが、5月は一年で最も暑いシーズンで、それに加え空気が悪い時期だそうです。
IPhoneの天気予報でも、「Sunny」とか「Rainy」ではなく「Unhealthy Air Quality」!
何だそれはーー?!アンヘルシーって大丈夫なの?と。
確かに、明らかに空は黄色いし、歩いていると肌がザラザラしてくるんです。
そんなこともあり、あまり出歩きたい欲が湧かなくなってしまいました。
ちょうど空気汚染が一番酷い週だったようで、地元の学校も休校になっていたとか。
治安がイマイチなので、のんびり一人旅に向かない
メキシコ=治安が悪い と思われがちですが、旅をする上で気をつけるべきことを気をつけていれば、ヨーロッパや北米の国々と大差なく安全に過ごせると私は思っています。
しかし、メキシコの中でもメキシコシティは気を抜かず、注意して旅をする方がベター。
と言っても、夜道や人通りの少ない道は避け、密度の高い場所ではバッグをすられないように注意する。
これさえ出来ていれば大丈夫だと思います。
特に、メキシコシティの電車は満員電車になるときもあったり、浮浪者が乗り合わせてくることもあります。
荷物をしっかり前に抱えたり、スマホや財布をポケットに入れないようにしましょう!
メキシコ旅で注意したいことについては、こちらの記事でも書いているので参考にしてみてください。
メキシコシティでの滞在先
私は一人旅の場合、ドミトリーを利用することがほとんど。
今回はSalto del Agua駅からすぐのSelina Mexico City Downtown を利用しました。
女性限定8人部屋に泊まり、ピラミッドに一緒に行ったエクアドルのおばちゃんと出会ったのもココです。
Selina はオアハカでも利用しており、お手頃な値段(約2000円/一泊)と綺麗な内装が気に入っていたのでここに決めました。
共有スペースは広く、ソファがたくさんあるのでくつろぐことができ、そこにいる誰かとコミュニケーションをとることができます。
なかなか居心地の良いところでした。
メキシコシティで宿を探すなら、絶対駅近がオススメ!
ぜひ参考になったら嬉しいです♡
メキシコシティに来たら、とりあえずピラミッド!
今回は私自身メキシコシティを堪能できなかったので、あまりお勧めを書くことができませんでしたが、やはり外せないのはピラミッド!
ピラミッドのてっぺんで飲む水は想像以上に美味しいはず。
旅中、メキシコからアメリカへのフライトでフリーダ・カーロの映画をみたので、次は彼女に関する美術館も行ってみたい♡
行く前に見ればよかったけど、楽しみは次にとっておいて^^
美味しいメキシカンフードを片手に、メキシコシティ楽しんでくださいね!
コメント