【スペインワーホリ】バレンシア、実はこんな人には合わない?在住者のリアルレポート

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こんにちは。バレンシア在住4年目のNozomiです。

私は2021年にワーホリでバレンシアに来ました。

スペインワーホリや留学を考えるとき、どの都市に行くかを決めるのはかなり悩みますよね。
判断材料となるのは、知人の意見やインターネットの情報がメインになるのではないでしょうか。

でも正直、人それぞれ価値観は違うので、集めた情報と 実際に現地で感じることが全然違う なんてことはあるあるだと思います。

カナダワーホリで学んだ都市選びの難しさ

私自身、スペインワーホリ前にカナダワーホリを経験しました。

当時カナダに行ったことがなかったので、ネットの情報を読み漁り、旅慣れした知人にも相談した結果、 バンクーバーを選択。

最初のうちは良かったんですが、次第に「なんか違うな??刺激どこいった??」っていう感覚が強くなってきて…。

結局半年後、トロントに移動することにしました。

トロントも渡航前に調べていたんですが、全くピンとこなくて(トロントごめん)、いざ旅行で行ってみたら 「わたしが求めていたのはこれだ!!!!」 って感覚がバンバン溢れてきたんです。

結果、トロントに移動してからは 英語力も行動力も爆上がり して、「人生変わった!」とまで思える経験になりました。

つまり、私にとってバンクーバーは 短期の旅行なら最高 だったけど、住む場所としては合わなかったんだと思います。
旅慣れした友達の意見は、あくまで 「旅の経験談」 であって、住んだ経験ではなかったんだなと実感しました。

やっぱり 「自分が経験したいことをすでに経験している人の意見を聞く」 のが一番大事ですね。

最近では、インスタを通してバレンシアでのワーホリやインターンについての質問のDMを多く頂くのですが、めちゃくちゃ賢いと思います。(わたしは知らない人にDMするの躊躇しちゃうタイプです。笑)

私としては生の意見を伝えたいと思っているので、今読んでくださっている方も、ぜひ遠慮なく聞いてくださいね。

スペインワーホリの都市選びとバレンシアを選んだ理由

スペインワーホリを決めて都市選びをしていたとき、私は 現地に住んでいる人の意見 を参考にしました。

私が求めていたのは、
大きすぎず、小さすぎない都市
日本人が多すぎない
海辺の都市で、暑すぎず雨が少ない

この時点で、 マドリードとバルセロナは脱落。
(ワーホリ前にバルセロナには行ったことがあったけど、それ以外の都市の知識は皆無でした。)

スペインについて調べている方はもう分かるかも知れませんが、それってもうバレンシアなんですよ。笑

スペイン第3の都市だから、ほどよい規模感
夏は暑すぎず、冬は寒すぎない
いつも晴れてて、すぐに海に行ける

「え?最高じゃない?」って思いますよね?
 最高です。

… もし、あなたがお祭り、ナイトライフが大好きで、海があれば街はそんなにきれいじゃなくても大丈夫なら。爆

バレンシアの キラキラ情報 はすでにネットにたくさんあるので、 ここからはリアルなネガティブポイント を書いていきます。

バレンシアのネガティブポイント

① お祭り大好きバレンシア人

バレンシアでは、3月にスペイン3大祭りのひとつ Fallas(火祭り) が開催されます。
Fallasの期間中(1〜2週間)は あらゆる場所 で爆竹がバンバン鳴り響きます。

Fallasの人気イベントとして、街の広場でマスクレタと呼ばれる爆竹ショーがあって、それはもう鼓膜が破けそうになるくらい大騒音。

マスクレタは決まった日時に行われるので、うるさいけどそれが見どころだし、一回くらい見に行ってみたら楽しめると思います。

マスクレタ以外にも、Fallas前後の1ヶ月くらいは一般市民が爆竹を買って、大人も子供も道端でバンバンバンバン鳴らすんです。これが最悪。

道を歩いていて、すぐ近くで突然鳴るのも日常茶飯事ですが、これがほんっっとうにびっくりする!!体に悪すぎる!!

そして、Fallas中はあらゆる場所に特設会場(DJ来ます..)ができて、大爆音で昼間から夜中の4時くらいまでどんちゃん騒ぎ

私の家の目の前がその特設会場なんですよね(泣)

これはもう地区ガチャなので、運なんですけどww

普通に寝れません。うるさすぎて。

しかもスペインの家は壁も窓も紙のように薄いので、閉めたら大丈夫とかないんです。

私は残念ながらクラブの雰囲気も大音量の音楽も好きじゃないので、ただただシンドイ。

昼間も爆竹とイベントによる騒音で仕事もできないので(オンラインで日本語教えてます)、最近は休みをとって逃げるように旅行に行ってます。

実は、現在パートナーの仕事の関係でオーストリアはウィーンに滞在していますが、いずれはスペインに帰る予定です。

正直なところもうバレンシアの賑やかさに疲れてしまったので、静かな他の街を探すつもりです。(小声)

② 信用できない行政機関

まず大前提として、日本の市役所などの行政機関と同じレベルを求めているわけでは全くないのですが、あまりに酷すぎると評判のお役所。

時間がかかるのはね、もうお国柄ですからいいんですよ。郷に入れば郷に従えってことで。

私はスペインでパレハデエチョ申請、滞在許可証申請、税務署手続きなど様々な件でお役所に行っていますが、一度もスムーズに行ったことがありません

何度も行って、何度も聞いて、何度もコレジャナイって言われて、何度もワカラナイって言われて。

大袈裟ではなく、私は完全にトラウマになりました。爆

何度「もうスペインなんか住めなくてもいい!!日本帰る!!」と思ったか。。。

何が不満って、職員の無知

役所で働いているなら、担当部署についての知識を持っている、持っていなくても確認できるマニュアルがあるのが当然だと思うのですが、

平気な顔して「それはワカラナイですね、あっちで聞いてみて」ってたらい回しにされたり、あたかも正しいかのように教えられた情報が全然違っていたり。

そして、スペインの行政機関に行くなら、どんなことでも予約(Cita)が必要。どこでも cita cita cita と聞かれます。

そのくせ全然予約取れない。笑

そりゃそうよね。役所の周りのカフェはいつでも役所の職員で賑わってますものね ^^ 

その辺の経験(もはや愚痴)はこちらの記事で書いていますので、興味があったら読んでみてください。

③うっかりしていると危ない街?

とある調査では、 2024年のヨーロッパの清潔な都市ランキング6位 に選ばれているバレンシア。

う、嘘すぎる(爆)

もちろんいろんな要素を含めたランキングなのだと思いますが、綺麗な街っていう実感は正直ゼロです。

ランキング上位の理由は、街に緑地や公園が多いからだそうで、それは確かにそうかもしれません。

実際のところバレンシアで街を歩くなら、上も下も注意して歩かないといけません

日本で教育された「前を向いて歩きましょう」が完全に私を苦しめました(笑)

まず犬を飼っている人が多いのですが、フンを拾わない飼い主が本当に多いんです。

何回踏んでしまったか、数え切れない。

踏まないようにと地面に注意をしながら歩いていると、今度は上から何やら水滴が。

「雨かな?」

雨じゃないんです。

バレンシアの家は、エアコンの室外機が外についていることが多く、室外機からの水がポタポタと垂れている家が本当に多いんです。

水が垂れないように工夫している人ももちろんいるのですが、そんな人ばかりではなく、夏場はほぼ毎日見かけます。

その水が顔にかかった時なんかはもう気持ち悪くて仕方ない。

バレンシア在住の日本人の友達はみんな共感してくれるのですが、スペイン人にとっては普通の光景なので、「まぁ夏だししょうがないよ」みたいな感じ。

さらに、バレンシアの街のいたるところにゴミ置場があるのですが、日本のように決まった曜日に出すシステムではないので、24時間ゴミが溜まっていきます。

収集車がしばらく来ない時には、匂いがかなりきついし、も発生(もちろんGも例外ではありません)。

Gに関してはバレンシアだけではないと思いますが、気候温暖なスペイン、Gめっちゃいます。(泣)

もしスペインに住むなら(もちろん地域差はあります)、ゴキブリキャップ+スプレー必須ですよ。

まとめ:バレンシア、合わないのはこんな人

今回は バレンシアのネガティブポイント3つ を紹介しました。

静かで綺麗な環境を求めている人

お祭り好きじゃない人

バレンシアは素敵な街ですが、こんな人はもしかしたら合わないかもしれません。

バレンシアといっても、地区によって変わるので、住まれる際は住環境について下調べした方が良さそう安心です。


決してバレンシアを嫌いになって欲しいから書いたのではなく、誰かのお役に立てればとの思いで正直に書いてみました。

バレンシアの 良い点 については、別の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね!

それではまた!



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