【スペインワーホリ】バレンシアをおすすめする5つの理由

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こんにちは!のんです。

私は2021年秋からスペインワーホリでバレンシアに滞在しています。

「スペインワーホリ行きたいけど、どこの都市に行ったら良いの?」

そんな、都市を決めかねているあなたへおすすめしたいのが、バレンシアです。

私の結論を先に言ってしまうと、スペインワーホリはある程度規模の大きい街を選ぶのがおすすめ!

その理由を知りたい方はぜひ読んでいってくださいね。

バレンシアの良いところ

スペイン第3の都市、バレンシア。

地中海沿いにある都市で、首都マドリードから鉄道で2時間、バルセロナからは3時間程度の場所にあります。

都会過ぎず、田舎すぎないコンパクトな都市

マドリードやバルセロナほど大きすぎず、かと言って田舎でもないのがバレンシア。

大都市のマドリードやバルセロナでは物価の高さが気になりますが、バレンシアは2都市に比べると控えめです(最近はバレンシアでも、どんどん家賃が上がっているのですが・・)。

ある程度の規模がある市街地なので、必要なものは手に入るし、アジア料理のお店も多いです。

これは、チャイナタウンにある大人気の台湾料理屋さんの魯肉飯❤︎マジうまです。

また、海がすぐそこにあるので、いつでもビーチへ行きリフレッシュすることができます。

バレンシア市内には緑もたくさん!

たくさん公園があり、散歩したり、ピクニックを楽しむのもおすすめです。

バレンシア州には、バレンシア市街以外にも見所はたくさんありますよ。

なんせ地中海沿いにある州なので、海が綺麗なところがたーくさん。

ちなみに私は今年の夏は、バレンシア市内から2時間程度のところにある、ペニスコラという場所に彼と行って来ましたが、ここは本当におすすめ❤︎

Instagramではスペイン生活について更新していますが、ペニスコラのリールも載せているので、良かったら見てみてください。

郊外には、スペインらしい可愛らしい街並みが広がる小さな村もたくさんありますよ。

最高すぎる気候

地中海性気候、ほんと最高なんです。なんと年間300日以上快晴だとか!

バレンシアの気候は、一年を通して温暖で、夏は暑すぎることなく、冬は暖かいです。

例年では、夏は33度を超えることは珍しく、冬は最低でも6〜8度くらいです。

しかし今年(2022年)は、ヨーロッパ全体で例に見ない猛暑が続き、スペインも各地でかなりの酷暑に見舞われました

バレンシアでも例年に比べるとかなり気温が上がりましたが(38度くらいになったと思います)、日本とは違い乾燥しているので、日陰に入るとカラッとしていたり、朝晩は気温が下がるので、熱帯夜になるようなことはありませんでした。

バレンシアでは、冷房も暖房も必要ないような過ごしやすさがウリでしたが、その反面、冷暖房設備が十分でない家も多いです。

私は今まで3回引越し、4つの家に住んだ経験がありますが、それらのどこの家でも私の部屋にクーラーがついていたことはありません。笑

特にワーホリや留学で来られる方は、シェアハウスを選ばれる方が多いと思うので、基本的には【リビングルームにだけ冷房がある】、もしくは【全くない】のどちらかが多いと思いますので、暑がりさんは気をつけて!

一年あたりの降水量は、東京に比べるとかなり少ないです。

一日中雨が降り続くこともほとんどなく、スコールのように一瞬降ってすぐに止むパターンが多いです。

日本人の割合

ワーホリや留学をする際、日本人がどのくらいいるのかを気にする人も多いでしょう。

スペインワーホリでの選択肢としては、やはりバルセロナが一番人気ですよね。

他にも大都市マドリード、南のマラガ、北のバスク地方を選ばれる方も多くいるかと思います。

日本人が多いところで言えば、やはりバルセロナ・マドリード。

バレンシアに来る方も多いと思うのですが、普段生活していて日本人に会うことはほとんどないです。

語学学校に行けばもちろん何人かはいますし、ラングエージエクスチェンジ(スペイン語を学びたい日本人と日本語を学びたいスペイン人が集う場。スペイン語では Intercambio〈インテルカンビオ〉と言います。)も行われていて、そのような場所に行くとたくさんの日本人がいるようです。

ズバリ出会おうとしなければ、日本人とは出会わないのがバレンシアです。

ここからはワーホリに焦点を当てていきますが、スペインワーホリで現地で仕事をしたいのであれば、マドリード・バルセロナ・バレンシアなどの規模の大きな都市をおすすめします!!

その理由は、ワーホリビザの知名度の低さにあります。

スペイン・日本間のワーキングホリデー制度が始まったのは、2017年とつい最近のこと。

さらに、2020年にはコロナウイルス流行の影響もあり、スペインにはほとんど日本人ワーホリメーカーがいない状態になりました。

そのため、今でもワーホリ制度を知らない人がほとんどなのです。

そうなると、もともとスペイン人でさえ仕事を見つけることが難しいスペインですから、日本人の私たちが得体の知れないビザを持って働かせてくれと言ってもかなり厳しいことが予想できますよね。

(スペイン語がネイティブ並み、すぐに使える資格がある、などであれば別かも知れません。)

日本食レストラン等に行っても、働いているのは現地のスペイン人ばかりです。

また、スペインはコネ社会

コネを使って仕事を見つける人が多いので、外国人の私たちには尚更不利なんです。

スペインワーホリで仕事を見つけるコツは、たくさんスペイン人の知り合いを作って、仕事を探していることをアピールしまくること

私は過去にカナダワーホリにも行っているのですが、カナダで都市や学校、職場を決める時は、“日本人が少ない場所”、“完全英語環境の職場”にこだわっていました。

きっと私と同じように考える人も多いと思います。

でもそれができるのは、カナダが日本人のワーホリに慣れているから。外国人との共存に慣れているから。

同じワーホリとは言え、国によって攻め方が違うことをヒシヒシと感じました。

アジア人(外国人)の割合

スペインは、北米などに比べるとかなりアジア人が少ない印象を受けます。

大都市になると、ちらほらアジア人を見受けられますが、中国人が多いです。

ここバレンシアには、中心市街に小さなチャイナタウンがあるため、やはり中国人の数はある程度いますが、かと言って街で見るかと言えば、そうでもありません。

スペイン人にとって、アジア人=中国人 のような認識があるので、悲しきかな「ニーハオ!」と声をかけることもたまーにあります。笑

私たちがヨーロピアンの顔の区別がつかないのと同じように、中国・韓国・日本の顔の違いが分からないのは当然ですよね。

さらにここでも、ある程度規模のある都市を選んだ方が良いなと思うことがあります。

それは、外国人との共存に慣れている街の方が、居心地が良いということです。外国人として。

現在はバレンシア市内に住んでいるのですが、以前バレンシア州にあるアリカンテという小さな観光地に住んでいました。

バレンシア市内に比べると、アジア人の数もぐんと少なくなります。

すると何が起こるか?

スペイン人と接するハードルがかなり上がります。

なぜなら私たちを【外国人】として接しているから。

もちろん、外国語に関心のあるグローバルなスペイン人や、職場の同僚は分け隔てなく接してくれましたが、街にいる多くのスペイン人とは、どこか距離を感じました。

スペインに住んでいるのに、顔を見ただけで観光客だと思われたり、レストランではスペイン語が出来るのに英語で話してきたり。

そうそう、意外かも?知れませんが、スペイン人は意外と英語話せませんよ。

また、現地では様々な書類の提出などで市役所に行かなければならないことも多いのですが、外国人が少ないところだと、市役所もその手続きに慣れていないことが多いです。

もともと仕事が遅かったり、みんな言うことが違ったり、たらい回しにされたり。。とスペイン人からも大不評の市役所。

外国人の書類やビザのことなんぞ、分からないんです。笑

まして、まだまだ新しいワーホリビザなんて、なんのこっちゃ?ですよ。

役所関係は、ワーホリの1年間の中で本当に苦労してイライラさせられたので、注意です。

私のブログにたどり着いて下さった方には、少しでも力になりたいと考えているので、困ったことがあればお知らせくださいね。

というわけで、

底知れないチャレンジ精神があったり、スペイン語ペラペラ!ではない限り、大きな都市の方が何かと都合が良く、平和にワーホリライフを過ごせると思います。

料理が美味しい

はい。とても平和なトピックに戻ります。

みなさん知っていますか?

かの有名なスペインのパエリアは、ここバレンシア発祥なんですよ。

この写真は、先日友人宅で頂いた巨大パエリア(10人前はある大きさです)。

スペインでは日曜日のランチでパエリアを食べることが多いです。

日本のパエリアと言えば、エビやムール貝が豪華に乗っているのが定番ですが、実際のパエリアは、うさぎ肉(!)や鶏肉、野菜が入ったものが定番です。

また、日本ではほとんど知られていませんが、パエリアの麺バージョン、フィデワ

これぞ私の大好物で、バレンシアに来たら絶対に食べて欲しい一品。

彼のおばあちゃんお手製のFideuá

もちろんその他にもた〜くさん美味しいものがあるので、食べ過ぎ注意です。スペインの人は本当によく食べるので、つられて同じ量食べると大変なことになります。

また、バレンシア で有名なものと言えばオレンジですね!

オレンジジュースはスペイン人にとって欠かせない飲み物で、大手のスーパーであれば、その場でオレンジジュースを作ることができる機械が置いてあるんですよ。

オレンジだけではなく、フルーツ全般が比較的安いのも嬉しい。

私がバレンシアに決めた理由

上記に書いたことは、実際にバレンシアに住んでみてバレンシア が推せるな、と思ったことです。

実際に渡航する前は、バレンシアという地名はなんとなく聞いたことがあるけど、よく知らない。というレベルでした。

では、どのようにしてバレンシアに来ることになったのか?

スペイン渡航前の数ヶ月は、文法などの勉強だけではなくHello Talk という言語交換アプリを使って、実際にスペイン語を使う練習をしていました。

Hello Talk とは?

言語交換ができる無料アプリ(有料でアップグレード可)で、他言語に興味のある人たちが利用しています。日本語に興味がある・勉強している世界中の人たちとコミュニケーションをとることができます。

私は、実際に日本語を勉強しているスペイン語話者の人たちとメッセージを交換したり、電話をしたりしていました。(この方法で日本を出ずとも、かなりスペイン語が上達したと思います)

仲良くなった何人かのうち、バレンシア出身の人が1人いました。

スペインワーホリに行くが、どこの都市に行くか決めかねていることを話すと、快く相談に乗ってくれました。

その時その友人に伝えた私の希望条件は、

のん
のん

・晴れが多くて暖かいところ

・大都市は嫌だけど、田舎も嫌だ

・物価が高くないところ

・ごはんが美味しいところ

・スペイン語が綺麗なところ

と、こんな感じです。

すると、友人から「それバレンシアのことだよ!うん、バレンシア一択!」と食い気味に答えてくれました。

特にこだわりもなかったので、「そうなんだ!じゃあバレンシア行くわ!」と軽く答え、今に至ります。

実際に住んでみて、本当に良かったなと思うし、大正解でした。

考えすぎず直感で決めるのも、たまにはありですね。(いつも直感で動いているのは私です。)

スペインワーホリするならバレンシア

いかがでしたか?

ワーホリするならバレンシアが良い理由5つを紹介させて頂きました。

これからスペインへの渡航を考えている方の参考になれば嬉しいです!

それではまた!

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