ワーホリするならバンクーバーとトロントどっちがおすすめ?

Toronto
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こんにちは、のんです。

今回は多くの方が迷われるであろう究極の二択バンクーバーorトロントについて書いていきたいと思います!

私はワーホリの1年間をバンクーバーとトロント半年ずつ経験したので、両方の都市のメリット・デメリットを感じることができました。

結果的に言うと、私は断然トロント派です。その理由については後ほど^^

バンクーバーでワーホリをするメリット

1 海外留学初めてでもそんなに困らない

バンクーバーは大都会のように思われがちですが、街の規模は小さくアットホームな雰囲気を感じることができます。そして、豊かな自然が周りに広がっているので、リラックスして過ごすことができます。

ノースバンクーバーからの夕日

カナダは移民国家と言うのは有名ですが、バンクーバーは特にアジア人が多い場所!周りを見渡せば自分と同じような境遇の人間がたくさんいるので、日本人の友達も作りやすいですし、コミュニティにも入りやすいです。THE外国!な雰囲気に怖気付いて街の輪に入れない…ってことがないのは安心材料の1つかもしれません。

アジア人が多いゆえ、アジア系のスーパーマーケットがたくさんありますし、日系のコスメなんかも簡単に手に入れることができます。ダイソーもありますよ〜(店内放送も日本語!)

コスメなんか、と思うかも知れません。私はカナダでいくつかコスメを買いましたが、日系コスメのクオリティがいかに高かったかを思い知りました。

特にアイライナー。カナダのドラッグストアで売られているアイライナーを何本か買ったことがありますが、未だにアタリを引いていません…(これ良いよって言うのがあったら教えてください笑)

ですので、多少高くても日系の使い慣れた商品を手に入れることができるのはかなりありがたいポイントでした。

先にコスメの話になってしまいましたが。

アジア系のお店があるのは便利だよって話です。

調味料を買うのも困りませんし、ユニクロがあるので寒くなってもヒートテックを買い足すこともできます。(トロントにもちゃんとありますよ^^)

出国前の荷造りでは、あれいるかな?これいるかな?と心配になると思いますが、安心してください。大概のものはなんでも手に入ります!

2 自然豊か

ボーエンアイランド

バンクーバーの周辺には自然が広がっています。

簡単なハイキングスポットがたくさんありますし、何より海に囲まれているので毎日のように海に沈む夕日を眺めることができたのはとても贅沢な時間でした。

イングリッシュベイにて。このあと花火が始まるよ
バンクーバーからバスで行けるキャピラノサスペンションブリッジ

紹介したいところがまだまだあるので、こちらはまた別記事でアップします!

たくさん訪れるべき場所があるので、毎週末暇になることはないと思いますし、勉強の息抜きに自然を味わうのも最高ですよね。

3 ワーホリ・留学生人口が多く、市民の理解がある

バンクーバーはアジア圏からのアクセスも良く、たくさんの留学生やワーホリメーカーの方がいます。

一見すると、こちらはデメリットのようにも見えるかも知れませんが、留学生やワーホリメーカーの数が多いと言うことは、市民の留学生やワーホリに対する理解が深く、拙い英語でも理解してもらいやすいのです。

そのため、ワーホリで仕事を見つけるのもトロントに比べ比較的ハードルが低いのも事実です。

「カフェで働いてみたいけど、私の英語力じゃ無理かな…」と挑戦せずにジャパレスで働くのは非常に勿体無いです。

お気に入りカフェ APERTURE

カナディアンのお客さんはカスタマイズの注文も多く、最初は聞き取れないこともあると思いますが、こちらが聞き取れなくても、彼らは優しく対応してくれるはずです。(極たまにキレてくる人もいますが、気にせず前に進みましょう!!!)

4 穏やかな気候

カナダ=寒い といったイメージがあると思いますが、バンクーバーは非常に温暖です。

夏はカラッとしていて蒸し暑くなく、気温も30度を超えることはほどんどありませんし、冬もそこまで寒くなることはありません。

ですので、寒いのは絶対無理!と言う人にはぴったりの土地ではないかと思います。


バンクーバーでワーホリするデメリット

前述したメリットが、私にとってはデメリットと紙一重だった理由を上げていきます。

1 日本人がめちゃめちゃ多い

実際のところ、バンクーバーの日本人割合はたったの1.1%だそうですが、体感は”ダウンタウンを歩いていれば5分に1回は日本語が聞こえてくる”て感じです。

なぜそうなるのでしょう?

それは、バンクーバーの中でもダウンタウンエリアにワーホリメーカーや留学生が密集しているから。

友達とランチや飲みに行ったり、買い物に行くのも大体がダウンタウンですし、ほとんどの語学学校もダウンタウンにあります。

多くのカナディアンは郊外エリアに住んでいるので、実際の日本人割合や留学生割合よりも、街で会う日本人や留学生が多く感じてしまうのですね。

「比較的街中で生活したいけど、日本人がたくさんいるのは嫌」と言う方にはバンクーバー、おすすめできないです。

逆に言えば、ダウンタウンではないところに生活拠点があるのであれば、たくさんのカナディアンと出会うチャンスがあります。

2 家賃がべらぼうに高い

私はバンクーバー時代、ダウンタウンのカフェで働いていたのですが、早朝や深夜の出勤もあったので、ダウンタウン内に住まざるを得ませんでした。

私の家探しの条件は、安い・日本人がいない・職場に近い、だったのですが、

プライベートルームは高くて、まず手が出ませんでした。ダウンタウン内で探すと900CAD〜くらいだったと思います。

安い部屋を探そうとなると、プライベートルームではなくリビングに住む、もしくは二人部屋、日本人オンリー、日本人・韓国人ミックス。そんな感じでした。

毎日のようにネットの掲示板を覗いて、何件も家の見学に行って、やっと決めたのが、

リビングルーム(カーテンで仕切りあり)、750CAD、職場から徒歩10分。エチオピア出身のお姉さんとバス・トイレシェア。

プライベートルームじゃないのに高い!!でも他もそんなもんでした。しかも、大体のお家は洗濯代別です(洗濯・乾燥合わせて1回4〜5CAD)。

イングリッシュベイには徒歩5分で行ける立地の良さは好きでしたが、あまり居心地が良くなく、結局ここの家には2ヶ月で出ることになりました。同居人との相性も大事です…笑

でもダウンタウン以外で探せば、500〜600CADのプライベートルームもありますよ。

3 そんなに頑張らなくても何とかなる生ヌルさ(笑)

前述しましたが、バンクーバーには多くのワーホリメーカーや留学生が暮らしているので、地元民も寛容です。

特にダウンタウンでは、たくさんの飲食店やカフェでワーホリメーカーたちが働いていますし、それほど高い英語力も求められません。(もちろん英語力があって越したことはありませんが)

何とか英語は聞き取れるけど、まだまだ自分の言いたいことをスラスラ話せなかった私でも、一発でカフェの面接に通ってしまいました。

同僚は国際色豊かで、主にヨーロピアンや韓国人、何人かカナディアンや日本人がいるような環境でした。ほとんどが英語が第二言語の人たちだったので、拙い英語でも聞こうとしてくれますし、ベラベラと早い英語を話す人もいなかったので、聞き取りやすかったです。

カフェで使う英語も限られたもので、それらのフレーズを覚えてしまえば、よほどトリッキーなお客さんが来ない限りは何とかなってしまいます。

この環境で過ごすこと2、3ヶ月。

私はマンネリを感じ始めてしまいました。

自分の成長、英語力の向上を求めて遥々バンクーバーまで来たのは、全く違う環境で刺激を受けることで、必死に何かに挑戦したかった、尻を叩いて欲しかった。そんな感じでした。

私は自分に甘い。ただそれだけの話なのですが、“必死にやらなきゃやっていけない!!”、それくらい厳しい環境にいなければ頑張れない性格でした。

もし、ダウンタウンではなく他のエリアで、もしくはカナディアンに囲まれて仕事をしていたら何か違っていたかも知れません。

4 街の規模が小さい

バンクーバーの良いところは都会と自然の融合ですが、その“都会エリア”、めちゃめちゃ小さいです。

ダウンタウン内はどのエリアでも徒歩でアクセス可能ですし、ショッピングできる場所もそこまで多くありません。

私は街を歩いたり、ウィンドウショッピングをするのが好きなのですが、早々に行き尽くしてしまった印象があります。

ですが、バンクーバーにはたくさんの飲食店やお洒落なカフェがありますし、ダウンタウン以外にもたくさん見所はあります。

私の友達には、バンクーバーが大好きで、全く飽きない!と言う子たちもたくさんいますし、単に私がバンクーバーとの相性が悪く、飽きてしまっただけかも知れません。

5 雨季が長い

バンクーバーは年間を通して温暖な気候ですが、秋から春先にかけてはどんよりジメジメした雨の日が多くなります。

家にいることが嫌い、外にいたい!な私にとって、これかなりのデメリットでした(笑)

寒さが大の苦手な私でしたが、新しい土地での刺激を求めて、冬の始まる11月に極寒トロントへ引っ越しました。結果大成功となった話はまた別記事でお送りします^^

トロントでワーホリするメリット

1 圧倒的に国際色豊か

カナダ最大の都市トロント、色んな人がいます。そして人種のるつぼと呼ばれるだけあって、様々な国から人が集まっています。

道を歩いていると、もちろん大半英語ですが、様々な国の言葉が聞こえてきます。

私はトロントで2回引っ越しをしましたが、日本人、チリ人、インド人、バングラデシュ人、ジャマイカ人とたくさんの国の人と暮らすことができました。

生活習慣の違いに驚くこともありますが、お互いの国のご飯を食べたり、文化の話をしたり、非常に楽しいハウスシェア生活を送ることができました。

もちろんカナディアンの友達もでき、毎週のように遊んでいました。

日本にいたら絶対交わることのなかった人たちとこうして仲良くなったりすることができるのは海外に住む醍醐味ですよね。

また、街にはたくさんの国際色豊かなエリアがあります(リトルイタリー、リトルポルトガル、ギリシャタウン、コリアンタウン、チャイナタウン、リトルインディアなどなど)。

それぞれのエリアに特有の雰囲気やその国のレストランやグローサリーストアが並んでおり、その違いを感じるのもとても楽しいです。

2 街の規模が大きい

街の規模は大きいのに、そこまで騒がしくなく落ち着いているのが私の好きなポイント。

メインのヤングストリートやクイーンストリートは観光客も多くたくさんの人が往来していますが、その他のエリアはそこまでではありませんし、少し中心を外れるとたくさんのカナディアンがそれぞれの時間を楽しむ様子を見ることができます。

たくさんのショップや飲食店、カフェがあるので街歩きをするのは非常に楽しいです。

古着屋さんやアンティークショップもたくさんありますよー!

ケンジントンマーケットにある古着屋さん

3 自分に挑戦できる環境がある

トロントでは、様々な国の人々が様々なことにチャレンジしています。この街にはありとあらゆるコミュニティがあるので、自分がやりたい、始めたいと思ったことに挑戦しやすいのだと思います。

うまく文字に起こせないのが語彙力不足で悔しいのですが、トロントには自分を奮い立たせてくれるパワーがある、私はそう感じました。

私が実際トロントに移ってから始めたことは、主にヨガ・音楽活動・カメラですが、それぞれでコミュニティを見つけて参加することができたので、地元民との繋がりが一気に増えたのが嬉しかったですね。

クリスマスマーケット

また、仕事探しの面でもバンクーバーに比べて難易度は少し上がります。

例えば、レストランなどでサーバー(ウェイター)をやりたい場合、お酒を扱うお店に応募するときはスマートサーブという資格をとる必要があります。

このスマートサーブをとるには、オンタリオ州のアルコールに関する法律や知識、客への対応の仕方などを学ぶ必要があります。オンラインで学習とテストを行い、最終テストではオンラインでの監視下のもとテストを受けることとなります。講習とテスト2回までを40CADで行うことができますが、もし2回落ちてしまうと40CAD払い直し、講習受け直しとなってしまう厄介なものです…。

私はトロントに来てすぐの1週間毎日勉強して、何とか一発合格でした。知り合いには「全然意味がわからない」と言う人や「3回目でやっと合格した」と言う人もいるので、もともとの英語力と勉強量にはよりますが、多少は勉強しないと受かりません。

また、街には飲食店がたくさんあり、たくさん募集を見ることができますが、同時に多くの人が応募するので、ある程度の英語力がないと希望のお店で働くことは難しいかも知れません。

こうして書くと、デメリットのようですが

私は「よっしゃー!スマートサーブとってネイティブしか働いてないようなお店の採用もらってやるぞー!!」とかなり意気込むことができました。

実際に採用されてからは、従業員も客もネイティブばかりで、時には英語が拙すぎてお客さんに怒られたこともあります。

ですがそのような経験があったからこそ、環境にマンネリすることなく常に努力し続けることができたと思っています。

なので私のように、尻を叩かれる環境じゃないと頑張れない!って言う人、トロントおすすめですよ。笑

もちろんジャパレスもたくさんありますし、英語に自信がないよって方も職はあるので安心してください。

4 夏が最高に楽しい!

トロントは冬が長く、夏が短いため、夏を最大限楽しもうとする雰囲気があります。

毎週末、いや毎日のようにどこかでイベントやフードフェスティバル、ミュージックフェスティバルが開催されています!

カリビアンフェスティバル

また、多くのお店のパティオがオープンし、多くの人が昼からお酒を楽しんでいます。

トロントの夏は日本ほど暑くはないものの、しっかり夏の暑さがあります。街全体が活気がありとても楽しい毎日を送ることができますよ。

また、トロントにもたくさん自然はあります!

たくさん大きな公園やハイキングスポットもありますし、トロントからフェリーで10分ほどのトロントアイランドは自然豊かで、年間通して賑わっています。

大好きなトロントアイランドからのスカイライン

5 安く旅行に行くことができる

トロントピアソン国際空港は大きなハブ空港なので、どこへ行くにも比較的安く行くことができます。

国内ならモントリオールやケベックシティ、国外ならアメリカやキューバ、メキシコ、アイスランドやヨーロッパも格安で行くことができるので、旅行好きにはたまらないです!

キューバは片道2万円で行きました!

6 スポーツが盛ん

トロントでは、アイスホッケー、バスケ、野球がアツいです。

アイスホッケーならToronto Maple Leafs、バスケならRaptors、野球ならBlue Jaysとトロントにカナダを代表するチームが集まっているから!

私はもともとスポーツに疎かったのですが、バスケと野球の観戦に行きましたがとても楽しかったです。試合を見るだけではなく、エンターテイメントを見ているような感覚でした。

カナディアンの地元愛の強さを感じることもでき、最高に楽しい思い出となりました。

Raptorsの試合はエンターテイメント!

トロントでワーホリするデメリット

私はトロント大好きですし、トロントが私を成長させてくれたと言っても過言ではないくらい大切な場所なのでデメリットなど無いのですが(笑)

あえてあげるならこの辺りでしょうか。

1 冬が極寒すぎる

はい、これは言うまでも無いです。

寒いときは-25度くらいになりますし、吹雪の中バスを待つのは本当に辛かったです。

分かりますか?鼻毛が凍る感覚(笑)

そしてかき氷食べた時のおでこの痛さが全身にくる感じ(笑)

夏は賑わうウッドバインビーチも冬はこんな状態に

毎日雪が降るわけではなく、たまにスノーストームが来て雪がどかっと降るのですが、交通機関はほぼ遅れるし、水道管は凍って水が出なくなるし、と散々でした。

でもトロントでは家の中はどこでも暖かくなっているので(そうしなきゃいけない法律があるみたいです)、お風呂場で凍えるなどといったことはありませんよ。

私はもともと寒さにはめっぽう弱いのですが、何とか耐え切りました。人間うまく適応できるように出来てるみたいです。

それに寒さなんかどうでもよくなるくらい、トロント生活が充実していたから。

2 (海がない)

一応あげてみました。

海はないけど、海に思えるくらい巨大なオンタリオ湖があるので安心してください。

トロントアイランド

複数都市での滞在がおすすめ

完全に私視点からバンクーバーとトロントのメリット、デメリットについて書いてみましたが、どうでしょうか?

もちろん、人によって感じ方や街との相性は違うと思うので一概には言えませんが、一意見として私は断然トロント推しです。

私は半年ずつ両都市に滞在したからこそ双方のことが分かるのですが、もし1年間トロントに滞在していたら感じ方は異なっていたかも知れません。

むしろ、ワーホリの折り返し地点でまた新たな地で再スタートしたこと自体が大正解だったなと確信を持って言えます。

大切なのは、

1年間の限られた期間の中で、何を目指して、そのためには何が必要なのか。

どのような環境なら自分は成長できるのか。

自分を成長させるきっかけはどこの街にあって、または誰から影響をもらえるのかなんて分からないけど、

そんなことを考えて過ごせていれば、自然と自分に合う街に自ずと進んでいくのだと思います。

合わなければ何度でも引っ越せば良い、そんなゆるーいスタンスで自分に合った街を見つけていきましょう!

カナダにはたくさん魅力的な街があるのだから!

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