【スペイン在住】スペインに1年住んで変わったこと

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こんにちは!ノゾミです。

今年の10月で、スペインに住んでちょうど1年が経ちました。

スペイン人と暮らして、働いて、付き合って・・スペインワールドにどっぷり浸かったことで、(良くも悪くも)たった一年でも思いがけない変化がたくさんありました。

今日はそのうちのいくつかを紹介します。

化粧をほとんどしなくなった

多分これ、海外在住の方は結構当てはまるんじゃないかなと思います。

海外の女性はいざという時だけ化粧をバッチリ決めて、普段はすっぴんの人が多いですよね。(元が整っているのですっぴんでも美しい人が多い!)

私はもともとコンプレックスも多いため、外に出る時はきちんと化粧をするタイプでした。

血色がない顔をしているので、リップなどの色味を足したり

眉毛が非対称なので眉毛を整えたり

眠たそうな目をしているので、アイシャドウやマスカラではっきりさせて・・・

でも実際、そのようなコンプレックスが気になるのは自分だけなんですよね。

意外と周りの人は気にしてないし、気にならない。

でも日本にいると、

みんなが綺麗にお化粧して髪をセットして、可愛い服を着ているので、無意識のうちに”自分もそうしないといけない” と感じていたのだと思います。

海外と比較すると、日本は綺麗になるために努力したり、周りの目を気にしたりすることが当たり前である風潮があると思います(私もそうでした)。

それはそれで良いんだけど、なんせ面倒臭いしお金がかかる・・・

それに比べスペインの女性たちは、周りを気にせず着たいものを着るし、普段メイクには時間をかけない・もしくは全くしない人たちが多いです。

スペインの職場の同僚には、「ノゾミは毎日化粧をしていてすごいね!」と言われたことがありました。

むかーし日本で、化粧をしないで職場に行ったら「どうしたの?体調悪いの?」と言われたことがあり、それからというもの毎日化粧をすることが習慣になっていたので、皮肉なもんだなぁと思いました。

そして現在スペイン人の彼氏と一緒に暮らしているのですが、彼はいつも「化粧をしている時より、すっぴんの方が好き」と言ってきます。

それもあり、日に日に自然と化粧が薄くなっていきました。(単純)

最近は家で仕事をしていることもあり、化粧はもっぱら日焼け止めクリームのみ。

とっても楽チンでありがたいです。

ちょっとそこまで出かける時も、もう化粧はしません。

自分の本来の”顔”に慣れてしまえば、こちらのもの。

気にしているのは、私だけなのですから!

洗顔をやめた

これ、私的にめちゃめちゃ大きな変化。

私の肌は、脂性肌+敏感肌の暴君で、大人になってからニキビが増えるようになりました。

スペインに来るまでの数年間は、スキンケアには何より気を使い、薬用製品を使ったり、美容皮膚科に通ったり・・・

それでも私の肌は良くならず、完全にスキンケア迷子でした。

ヨーロッパといえば、有名なのが硬水問題。

敏感な人は、旅で数日滞在しただけでも髪がパサパサになったり、肌が荒れるって言いますよね。

硬水で洗顔すると、石鹸成分がミネラルと反応して肌に残ってしまうらしい。

そのため、日本人のために作られた、軟水の日本で使うことが前提とされた商品がヨーロッパでも良いとは言えないんですね。

それゆえヨーロッパでは、顔を洗う代わりにミセラーウォーターで拭き取って終了する人が多いようです。

私もカナダ在住時代に何度かミセラーウォーターを使ったことがあり、使い心地が良かったため、スペインでも試してみることにしました。

私が使ったのはこちらの商品。

GARNIERのミセラーウォーター(400mlで4ユーロくらい)。

GARNIERの商品はお手頃価格だけど質の良いものが多い印象で、気に入っています。

コットンにたっぷりとつけて、2回拭き取りしています。

化粧をする日でも同じですが、しっかりと落とすことができます。(マスカラは物によっては落ちにくいものも)

ざらつきがちな私の肌ですが、拭き取りにしてから少しマシになった気がします。

現在、拭き取り洗顔に完全移行してから10ヶ月ほど経ちますが、ニキビもほとんどできなくなり、全体的に肌トラブルが少なくなりました。

お金もかからず、時間も手間もかからず、えっ最高じゃない?❤︎

というわけで、これからもミセラー様様に頼っていきます!

日焼けを気にしなくなった

美人と言えば、色白。【美白】という言葉があることからも、日本では白ければ白いほど良いみたいな風潮がありますよね。

ところが、ヨーロッパではその価値観は大きく異なります。

夏はビーチなどのバカンスに行くのが大好きなヨーロッパ人たちは、日焼けした小麦肌に憧れます。

色白は肌は、「元気がなさそう」「夏をエンジョイできなかった人」みたいなイメージがあるそうです。

衝撃的だったのは、以前同居していたスペイン人女性のある言葉。

「来週バカンスに行くのに、こんなに白くて恥ずかしい!週末ビーチで焼いてこないと!!」

彼女より数段色の白い私の前で言ってくれました。笑

日本では、これでもかと日焼け止めクリームを塗りたくり、日傘が必須でしたが、化粧と同様にどんどん日焼け止めを塗らなくなっていきました。

もちろん日傘は使わないし、日傘をさしている人は1人もいませんよ!

当然のごとく、どんどん日に焼けてこんがりしてくるわけですが、

日焼けするたびに彼の家族に褒められるんです。笑

「Ahora tienes color! Muy guapa! (やっと色づいてきたね!美人だよ!!)」と。

どんどんファンデーションの色も合わなくなり、私としては何とも言えない心境です。

将来シミやシワになったら嫌なので、顔だけはきちんと日焼け止めを塗っていますが、体に塗るのはビーチやプールに行く時だけになりました。

隈なく日焼け止めを塗るのって正直とても面倒くさかったので、今は楽チンで最高です。

アルコール(ほぼビール)を飲む量が増えた

スペイン人、とってもお酒を飲みます。

そもそも、スペインでは一日3食に加え、2回の間食タイムがあります。

スペインの食事の時間が遅いのは有名で、昼食は14~15時、夕食は21~22時頃にとる人が多いです。

そのため、午前中の11~12時頃(Almuerzo/アルムエルソ)、午後18~19時頃(Merienda/メリエンダ)に間食をとるのです。(もうその時間に食べれば良いのでは?と思う)

午前中から、おつまみとともにビールなどを飲むことも珍しくありません。

そして、スペインはビールが安い!

1.5ユーロくらいでジョッキを頼むことができ、水を頼むのとほとんど値段は変わりません。

外国産のビールはもう少し高いですが、スペイン産のビールも十分美味しいですよ。

もちろん健康を考えたら水一択なんですけど、ついついビールばかり頼んでしまう今日この頃です。

スペイン語に浸かりすぎて、英語が下手になった(泣)

最後のトピックは、言語について。

私は以前カナダでもワーホリをしていて、その後も日常的に英語を使う生活をしていたので、ある程度の英語を話すことができました。

ちなみに、TOEIC等のレベルを測るテストは受けたことがないので、具体的な私の英語レベルは言えませんが、日常生活で困ることはないレベルです。

しかし、スペインワーホリに行くことを決めてから、スペイン語の勉強に力を入れ、英語を使うことも少なくなっていきました。

スペインに着いてからというものは、プライベートでも仕事でもスペイン語を使うようになったので、ますます英語に触れる機会は少なくなりました。

また、私の彼氏はスペイン人なので、ますますスペイン語。

おかげで、私のスペイン語はみるみるうちに上達しましたが、その一方英語(はおろか日本語も・・)は下手になっている気しかしません。

英語を使う機会があっても、口を突いて出てきそうになるスペイン語をどうにか抑え、「英語でなんていうんだっけ?!」と一度スペイン語から英語へ脳内変換しなければならないんです。泣

これは3ヶ国語以上話す人にはあるあるなのか、それとも私の英語が大して染み込んでなかっただけなのか。

英語とスペイン語を上手に操ることができないのが、今一番の悩みです。

一年前は想像もつかなかった自分の姿

スペインに来て、スペイン人と暮らし働き、スペインワールドにどっぷり浸かったことで、(良くも悪くも)たった一年でも思いがけない変化がたくさんありました。

でも、変化は自分の進化の過程であり、変化のない人生なんてつまらない!

これからもスペインで生活する中で、いろいろなことが私を変えていくんだろうなあ、と楽しみにしながら、今日もここで奮闘中です!

ノゾミ

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