【スペインワーホリ】コロナ禍にスペインワーホリ行った理由

Spain
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こんにちは、ノゾミです。

更新したいしたいと思いながらも、かなり久しぶりのブログになってしまいました。

そんな私は今なんと、スペインはバレンシアで生活しています。

今回は、コロナ禍にスペインワーホリに行った経緯と、それが大当たりだったお話です。

スペイン語との出会いはメキシコで

ブログを読んでくださったことがある方なら知っているかも知れませんが、私は以前カナダでワーホリをしていました。

当時はトロントに住んでおり、カナダ国内だけではなくアメリカ・メキシコ・キューバなど中北米の様々な場所に旅行に行ったものです。

中でも印象深く、私の人生を180度変えるきっかけとなったのが、メキシコ一人旅でした。

当時は、メキシコに関する知識などまるでなく、スペイン語も本当に全く話せない状態でしたが、“まぁメキシコはアメリカの隣だし、英語で行けるっしょ!”とかなり呑気に構えてました。(良くも悪くも本当に怖いもの知らず、、)

カンクンからスタートした旅でしたが、その時は友達もいたり、カンクンは英語が通じたりと全く問題なかったんですね。

しかし友達と別れ、一人旅をスタートさせたオアハカで初日に私は気付いたのです。

“英語が全然通じない”ということに!

メキシコ人はとっても優しいので、言葉が通じなくても、何とかコミュニケーションをとって助けようとしてくれます。

でもやっぱり、現地の人たちと仲良くなって他愛の無い話ができないのは何とも悲しい、、一人旅ですから。

とは言え、当時は英語を学んでいた身だったのもあり、スペイン語に全く興味がなかったし、“Hola! “くらいしか知らなかったんですよね。

でも、現地の人々の優しさに触れたり、のんびりと穏やかで、いつもニコニコしている彼らと接するうちに、(日本はおろか)カナダでは感じなかった温かさや居心地の良さを感じるようになっていきました。

また、メキシコに来て数週間経ってから、英語圏の人たちのマインドとスペイン語圏の人たちのマインドがかなり違うことに気付きました。

自分のやりたいことに素直で、目標に向かって努力する姿勢や、助け合いの精神に溢れていた。

もちろん人によると思いますが、ありがたいことに私が出会った人々はみんなキラキラとした素敵な人たちでした。

(長くなりそうなので、その違いはまた別の記事でいつか書こうと思います。)

そして極め付けは、彼らの話すスペイン語が、とても耳心地が良かったこと。

これって言語に興味を持つ/習得する上で結構大事だと思うんですよね。どこの国とは言わないけど、耳心地が悪くできれば聞くのを避けたいとすら思う言語もあります。

特に予定を決めて行動していたわけではなかったメキシコ一人旅だったので、旅の後半にメキシコ第二の都市、グアダラハラで2週間語学学校に行くことにしました。

何もかもが新しい言葉で、まるで赤ちゃんのような気分。(笑)

英語の勉強は嫌いで、重い腰をあげながら勉強していたものでしたが、不思議とスペイン語の勉強は楽しくて仕方ありませんでした。

メキシコ人と初めての国際恋愛

メキシコ一人旅中、私はとある田舎の観光地でメキシコ人と恋に落ちました。

当時はほどんどスペイン語を話すことができなかったので、旅先で仲良くなるメキシコ人は、皆英語を話せる精鋭たちでした(笑)

彼も同様英語が堪能で、話をするうちに彼の温かさや不思議な世界観(今思えば不思議過ぎたのだが。)に惹かれていきました。

そうして1〜2ヶ月後に彼と付き合うことになったわけです。

お姫様のように扱われ、毎日可愛い可愛いと褒め称えられ、こんなところがすごく好きだよ、とまっすぐ表現してくれる愛に溢れた人で、カナダーメキシコの遠距離恋愛でも全く冷めることはありませんでした。

今まで日本で経験してきた恋愛とは全然違う別世界だったので、毎日浮かれていた気がします。

コロナの流行とメキシコ人彼氏との別れ

カナダから帰国しても、彼とは順調に続いていました。

彼は私に会うために、日本へ来ることになりました。すでに航空券も手配してあり、あと少しで会える!と思った矢先、コロナの流行が始まったのです。

誰もがすぐに終息すると思っていたあの頃。。でも、一度閉まった日本の国境は2年経った今でも完全には開かずにいます(2022年9月現在)。

コロナによって、自由に外出したり人に会うことが難しくなったことで、1人の時間が増えました。

そんな中で、お互いの求めるものや価値観の違いも露呈するようになり、最終的にはお別れすることになりました。(実際には色々な理由がありましたが、ここでは割愛します。)

やっぱり遠距離恋愛は難しい!乗り越えている世のカップルたち、本当にすごいなと思います。

失恋の傷を癒したのはスペイン語だった

別れた彼とは、実は結婚の話もあったこともあり、将来はメキシコに住むのかな〜となんとなく考えていました。

というのも、カナダでワーホリをして以降、日本に住み続けることがイメージ出来なくなり、海外移住を考えていたんです。

そのため、私にとってメキシコに移住することは、有力な選択肢のひとつでした。

“メキシコに移住したら〇〇したいな〜、△△を始めるのもいいな〜” なんて、様々な夢を描いていましたが、そんな私の将来像は彼との別れとともに全て真っさらになりました。

彼とは関係なく、本当に行きたかったのならメキシコに行ったでしょう。

でも実際のところ、メキシコは旅行に行く分には好きだけれど、住むのはストレスが多そうだなーと思っていたところもあったんですね。

好きな彼がいたから、そこに行きたい。それだけだったのだと思います。

別れた当時は本当に凹んで、思い出しては泣いて、考えては泣いての繰り返しでした。

普段なら、友達と遊んだりして気を紛らすことが出来たと思いますが、コロナ自粛真っ只中だったあの頃はそうはいかず、ひたすら1人で落ち込む日々でした。

さて、スペイン語ですが、日本に帰国してからもコツコツ勉強は続けていました。

もちろんスペイン語が好きだったこともありますが、彼の母国語を理解したい!という思いも相まって今まで継続することができていたのだと思います。

彼との関係は終わったけど、私にはスペイン語が残っていました。

正直はじめは、“こうなったらスペイン語ペラペラになってやるー!!” とヤケクソ半分でしたが、落ち込んで不毛な時間を過ごさずに勉強に時間を当てたのは、大正解でした。

(もちろん、平然と勉強できるようになるまではかなり時間がかかったんですけど。)

私がやりたいことは何?私に必要なものは何?

余計なことを考える暇がないくらい働いて、休みの日はスペイン語に明け暮れて。。そんな日々を数ヶ月過ごしました。

次第に、この生活をいつまで続けるんだろう?私は何を目指してるんだろう?と自問自答するようになりました。

私は、前述しましたが日本に住みたいという気持ちはあまりなく、かと言って具体的に「ここに住みたい」と思う国もありませんでした。

“日本があまり好きじゃないなら、生きにくいなら、住みたいと思える好きな国を見つけて住んだらいい”

そんな風に考えているので、この後はどこに行こうかな〜と、ぼんやりと考え始めました。

スペイン語を勉強していることもあり、スペイン?はたまた南米?とすぐさま選択肢は定まってきたわけですが、一度旅行で行ったスペインがとても印象深く、“住んでみたら面白いかも?と思い、割とすぐにスペイン行きを決めたのでした。

なんとなく、ヨーロッパに住むことへの憧れもありました(笑)

カナダでの生活やその後の一人旅など、これまでの日本での平凡な生活とはまるで違う刺激的な日々を過ごしたため、また新たな刺激が欲しくなった時期だったのだと思います。

数年前、いや数ヶ月前は、スペインに行く選択肢なんてまるでありませんでした。スペイン語圏なんて無理だし、と。

英語を話せるようになったことで、私の中の行動選択肢がグッと広がり、スペイン語へ繋がった。そしてそのスペイン語が憧れの地スペインへつながりました。

まだまだ成長したい!もっとイキイキできる場所があるはず!

そんな思いもあったり、

鬱々とした日本での生活から逃げ出したい!

という気持ちもあったのも本音。

そんな成り行きで当時29歳、30歳を目前にして通称ギリホリとなるセカンドワーホリを申請しました。

2021年秋、スペインワーホリに行く

私はコロナ禍の2021年にスペインへ渡航したので、「えっ?今?」「こんな時に大丈夫なの?」と心配の声(いや、白い目と言った方が正しいかも)もありました。

特に祖母は「どんな教育してるの!?こんな時に行かせるなんて!」と私の母を叱る始末。お母さんごめん。

まあ、日本が一番豊かで安全!と思っている世代だし、仕方のないことだと思うんだけど、私が羽ばたける場所はここじゃないんだ。

でも、世界にフィールドを置いている人が多かった当時の職場の同僚や、私をよく知る友人たちは、しっかり応援してくれて本当に感謝です。

コロナ禍だからって、日本にいたら大丈夫なんてことはない。

コロナだから〇〇できない〜、コロナが終わったら〜。。etc という人もいるし、それはそれで良いと思う。

でも私は、コロナを言い訳にして、今やるべきこと・今やりたいことをやらないのは違うと思った。

この状況下でも、挑戦しているはたくさんいるんだ。

そして私はいま、スペインはバレンシアに住んでいます。

刺激の多い生活かって言われたらそんなことはなくて、のんびりとした生活をしているけれど、今はそれが心地良いと感じています。

温暖な気候や、呑気で陽気なスペイン人たちの空気感がそうさせるのかも知れません。

ワーホリのビザは一年で切れてしまいますが、私はこの地へ移住することを決め、新たなビザを申請中です。

やっと、私の居場所を見つけました。

バレンシア・カルメン地区

長々と書いてしまったので、ここまで読んでくれた人がいるか分かりませんが、今回はスペインワーホリを決めた経緯についてのお話でした。

きっとこのご時世、私と同じように人生に迷っている人は少なくないと思います。

私の体験がもし誰かの背中を押すことができたなら、そんな嬉しいことはありません。

どうしてバレンシアに決めたのか?、ワーホリ中は何をしていたのか?など、今後更新していこうと思っているので、しばしお待ちください。

 \Instagramでは私のスペイン生活について投稿しているので、よろしければフォローお願いします!

それではまた!

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